防災の日
公助から共助、そして近助へ
今日は防災の日でしたね。
各地で防災訓練が行われたようです。みなさんは何かされましたか?
新聞などでも「近助」を見かけるようになったので、知っておいてほしいなと思いました。
想像してみてください。
大地震が起きたとき、自分の家が倒壊しました、家族がそのなかに残されています。
誰に助けてもらいますか??
1 消防や、自衛隊が来るのを待って助けてもらう⇒「公助」です。
その名の通り行政機関など公の力に頼ることです。
でも、大震災の時は果たしてすぐに来てくれるでしょうか??
72時間以内に来てくれないという可能性もあると思いませんか?
2 周りの人にも手伝ってもらって自分達で助ける⇒共助です。
公の力ではなく、自分達の力を結集して助かることです。
これなら周りの人同士で協力し合えば、72時間以内に助けられるかもしれません。
3 じゃあ最後の近助は?
想像してみてください。
となりの家が倒壊していました。
そこには誰か助けを待っている人がいるでしょうか?
もしかしたら居るかもしれないし、もう避難してて誰も居ないかもしれない。
どっちかわかりませんよね?
でも、近所付き合いをほんのわずかでもしていたら、どうでしょう?
たとえば、大学生が独り暮らししてる、とか、おじいちゃんが独り暮らししてるとか。それだけのことでも知っていると、これはもしかしたら
「助けを待っている可能性の方が高くないか?」
となりますよね?
つまり、普段からほんの僅かでも接点があれば
「救える命が増える」
というのが「近助」の意味です。
最近、マンションなどは特にとなりの人はどんな人か全く知らないという時代かもしれません。
しかし、いつ大地震が起きるか分からない今、自分が人を助けることになるか、あるいは助けられることになるか。
どちらの立場でも、ほんの僅かな緩い繋がりがあるだけで、生死を分けるかもしれません。
いきなり隣の人と知り合いに!は難しいかもしれません。
ですので、「先ず隗より始めよ」の精神で、自分の住んでいる地域のコミュニティ(なんでもいいと思います。趣味でも勉強でも)に参加してみて、ちょっと顔見知り程度の人を少しづつを作ってみてはいかがでしょうか?