為せば成る。

世のため人のために生きる。

争族がふえるかも?

争族にならないために。

相続の時、遺産の分け方でもめて「争族」にならないように、遺言書をしっかり描いておくことが必要ですね。

 

昨日のニュースです。
www.yomiuri.co.jp

 

文章だとわかりにくいので図解。

1.父の死亡時f:id:tachikaze168:20181021224213p:plain

ここでの遺産分割は滞りなく終わりました。(実際の数値は分からないので、法定相続分と仮定)

 

2.相続終わった後

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お母さんが、同居しているからとか財産の管理が面倒といった理由でしょうか。

引き継いだ遺産を全部長男に渡しました。

 

3.その後母が死亡して

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母にはほとんど財産が残っていない状態だったので、父が亡くなったときに受け取って長男に渡した遺産、生前贈与ではないか?それなら遺留分あるでしょ?

 

と裁判になったようです。

 

4.判決

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今回の最高裁判決は高裁判決を破棄。差し戻しでした。

つまり、生前贈与であると認め、遺留分の分割は必要という結論になるということです。

 

5.まとめ

やはり相続は争族になると改めて感じました。

そうならないためにはまずは、家族会議をしっかりする。

そして遺言書をしっかり作っておく。

遺言書には付言事項(遺言する人の想い)をしっかり書いておく。

これらが重要です。

 

今からでも大丈夫です。簡単な遺言書でもいいんです。遺言書を書いておきましょう。

 

判例リンクはこちら。

http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/060/088060_hanrei.pdf